会長挨拶

 第63回日本組織細胞化学会総会・学術集会の会長を務めます、小澤一史です。開催にあたり、一言御挨拶申し上げます。

 過去2年間にわたって新型コロナウィルス感染問題のために、本学会の総会・学術集会も現地開催がままならず、WEB開催という形で凌いでまいりました。ワクチン接種や日本国民の叡智による努力の成果等が実り、やっと少し、感染問題のトンネルの出口が見え始めた状況になりつつあるように思われます。そこで、本来の学術集会の在り方、意義も考え、また感染に対する十分な対応をとりながら、第63回の総会・学術集会は完全対面式現地開催として、東京の日本医科大学(東京都文京区千駄木)にて開催することを決断致しました。副会長として同大学 分子解剖学分野の瀧澤俊広大学院教授、解剖学・神経生物学分野の石井寛高大学院教授にもサポートして頂き、「The 日本医科大学 解剖学」チームで開催させて頂きます。

 組織細胞化学は解剖学、病理学、薬理学、細胞生物学などの基礎科学領域から臨床医学、生命科学、農学、応用生物学といった応用科学領域の多岐にわたって利用される、”routine technique”といっても過言でない研究技法となっています。そんな中で、今一度、組織細胞化学的研究技法の持つパワー、プレゼンスを確認し、そしてその技法の研究に専門家集団として関わる私達の誇りを再確認しようというのが今回の学術集会を開催するにあたっての基盤となる考えです。特別講演には長年本学会で活躍し、かつて京都府立医大の研究室で、私と一緒に机を並べて研究に勤しんだ「同志」でもある奈良県立医科大学解剖学の西 真弓教授にお願い致しました。

 今回は、特に、「一般講演を充実させたい」、「全ての講演を皆で一緒に学びたい」、「若い研究者・学生の参加を積極的に歓迎したい」という3つの希望を持っています。是非、賛同頂き久しぶりの「再会」を楽しめたらと願っております。

 本総会・学術集会が最新の組織細胞化学の情報発信となり、post coronaを見据えた新たなスタート、展開の意義も持った貴重な学会となるよう準備を進めております。会員のみならず、組織細胞化学講習会に参加された方や組織細胞化学に興味のある方々の積極的なご参加を心よりお待ちしております。

第63回日本組織細胞化学会総会・学術集会 会長
日本組織細胞化学会理事長
日本医科大学 名誉教授
佛教大学 保健医療技術学部 教授

小澤 一史

ページ上部へページ上部へ